2022年７月29日 2003年式コペン ＭＴ をコペン購入しました。
2003年式のVOXYからの乗り換えです。VOXYは走行距離7万ｋｍでエンジンは調子良いのですが、あちこちぶつけてぼこぼこで、通学途中の小学生からも、「この家の車は何でぼろいんだろうね。」みたいな事を言われる始末でした。次の車検ではタイヤとブレーキパットが交換時期でお金がかかりそうなのもあって、半導体不足で中古車市場も高止まりで、新車の納期も遅く、買い時では無いとも思っていましたが、仕事上で嬉しいことがあって、その記念に思い切って購入することにしました。趣味だったサーフィンも帰り道の運転がしんどくて止めてしまったので、通勤だけの用途になっているのも買い替えの理由になりました。
定年まで13年なので次は人生最後の車にするつもりで、レクサスIS300ｈかコペンにするかギリギリまで迷いました。スタイリッシュで燃費も良く、プレミアム感もあり自尊心も満たされ、安全装備もそこそこのＩＳ３００ｈでしたが、試乗しても楽しくなくて契約の一歩手前で購入を断念しました。ＶＯＸＹの前はサイノスコンバーチブルに乗っていましたので、もともとオープンカーの解放感が好きでした。特にコペンはレトロな丸い形が好きで、軽自動車なので維持費が安く、魅力的でした。
GR86を試乗した時に改めてＭＴの楽しさを実感し、コペンでもＭＴを探していたところ、比較的状態の良いＭＴのコペンが近くで見つかりました。年式の割には外装も内装もとても綺麗で、エンジンルームも見た目を綺麗でした。試乗してみると、エアークリーナーが変えてある影響かアクセルを踏み込むと吸排音が「ヒュー」となって、シフトチェンジでアクセルオフにすると、ウエストゲートバルブが開き過給圧が「プシュッ」と鳴って気分が高まります。機械式スロットルのため、アクセルレスポンスも良く、出足は遅いですが、ターボが効き始めると、なかなか良い加速をしてくれました。エンジンの動弁系は直打なのでバルブ上重量軽くて高回転まで回り、タコメーター1万rpmまであり、8500rpmからレッドゾーンとなっていました。乗り心地は舌を噛みそうになるくらい悪かったですが、思わずにやけてしまうほど運転が楽しくて、この車に決めました。年式は古いですが、とても気に入ったので、壊れても直してずっと乗りたいと思います。あまり経験はありませんが、機械いじりは好きなので、修理する楽しみもありそうです。
試乗した後に調べて分かったことですが、新型コペンの方は燃費、排ガス対応で電スロになっていて、レスポンスにダイレクト感が無く、トルクも20%低いので0-100m加速タイムも遅い事がわかりました。以前試乗したＧＲコペンも遅く感じて楽しく無かった記憶があります。旧車ならではの良さに、改めて気付かされました。
余談ですが、下取りのVOXYを整理していると、収納スペースが多いので、ポケットからいろんなものが出て来て驚きました。特に防災リュックは賞味期限切れて10年も経っていました。見えないところに収納していると、存在自体を忘れてしまうので、注意が必要ですね。
